「漠然とした不安」について本気出して考えてみた。

こんにちは、nkyutです。
 
研修だったり仕事だったりで、なかなか更新ができなかった最近ですが、今日は仕事や研修を通じて考えたことをツラツラと書きたいと思います。
 
お題は「漠然とした不安」というもの。
 
なぜそれについて書こうと思ったのか。
それは、自分自身が感じているというよりも「プロジェクト内に漠然とした不安が存在しているのではないか」という話を聞くことが増え、ではそれをどうやったら解消できるのだろうかと考えようと思ったからです。
自分は、決してその道のプロなどではなく、ただの実体験に基づいたお話なので、全く共感を得ない可能性などがありますが、あくまで自分の頭の整理のために留めておきたいと考えました。
ちなみに、そんな自分のお仕事はIT企業でのビジネス企画や新規事業企画をちょろっとやってる程度のいわば未熟者です。
 
だからこそ自身の意見を整理し、皆様のご意見を伺いたいと思った次第です。
読んでくれている人がいれば、の話ですが。
 
さて、以下に本文を書きます。
 
偉そうな口調になってしまっているかと思いますが、自身の頭の中の言葉遣いなためですので、何卒ご了承いただけますと幸いにございます。

漠然とした不安

「漠然とした不安」という言葉がある。
「よくはわからないが、社内に漠然とした不安が蔓延している」だとか「自分の将来に漠然とした不安がある」だとかいう際に使用される言葉。
 
「漠然とした」という言葉が漠然とし過ぎており、さらに「不安」と来るからさらに漠然とする。
そういう言葉だからこそ曖昧模糊っとして、多くの人の思考を停止させる魔法のワードと言える。
 
そして、「漠然とした不安」は「漠然とした不安」と解釈されると、一気に解決すべき課題としての対象ではなくなる。
なぜなら、具体的な課題が定義されないから。
定義されない課題は存在しないものと同義なのかもしれない。

不安とは何か?

では、そもそも「不安」とは何か。
それについて考えたい。
 
そのためには「不安」という言葉をきちんと定義し、認識する必要がある。
 持論だが、「言語化すること」が課題を捉えるために必須の技術だと考えている。
だからこそ、僕はこうやって文字に書く。
 
さて、「不安」は「悩み」と似ているけれど、「不安」は「悩み」ではない。
 
「悩み」は悩むに至った何かしらの原因がある。
つまり、過去の事象の延長線上である現在において発生している。
そして、それがために苦痛や心労を受けている状態と言える。
 
他方、「不安」は未来に対して感じるものであり、将来の未だ起こっていないことについて現在の時点で気にかけている状態、言うなれば不確実な未来に対しソワソワとしている状態だと言えるのではないだろうか。
 
例えば、「注文伝票で一桁多く書いてしまったので、上司にバレないか心配だ」という男性がいるとする。(全く関係ないけれど、この状況が上司にバレない訳がない)
さて、そうした場合、句点の前半に記載している「注文伝票で一桁多く書いてしまった」のは過去のある時点で起こしてしまった事象であり、言うなれば「悩み」である。
これが、「注文伝票に一桁多く書いてしまった<かもしれない>ので」となると話は別だが、今回は「書いてしまった」という事実があるので、過去の凡ミスへの悩みだと言える。
そして、句点の後半である「上司にバレないか心配」という点においては、未だ「上司にバレて」はいない(もしくは、バレたことを知らない)ので、これは過去の事象に起因し、未来を想像しソワソワしている状況である。

不安の無限増殖

しかし、解決すべき対象ではなくなったところで、その問題そのものは存在する。

むしろ、それを認識したタイミングで対処しなければ、不安が不安を呼び不安の連鎖が発生し、不安が無限増殖する可能性すらある。

 
例えば、深夜25時の自分以外誰もいない暗がりの自室。
たいていの大人であれば、そこで何者かが、要するにオバケだったり幽霊だったりという類のものが出てくるというのは想像しないだろうが、ちびっこはそうはいかない。
ちびっこの豊かな想像力からは、ベッドの下からオバケが出てくるのではないか、クローゼットの中から凶悪なモンスターが出てくるのではないか、そんなことを考えてしまい、一度考えたが最後、連鎖発生的に恐ろしい考えが浮かんでくる。
そして、このちびっこは最終的にパパかママ、もしかしたら、お兄ちゃんやおばあちゃんに救いを求めにくるかもしれない。不安の無限増殖だ。
大人は経験からベッドの下にオバケがいることを知っているし、クローゼットの中がモンスターズインクに繋がっていないことも知っている。
しかし、知っているだけで、それは確実なものではない。
もしかしたら、ベッドの下に色の白い子どものオバケがいるかもしれないし、クローゼットを開けたら青色の大きなモンスターが出てくるかもしれない。
ただ、人生経験上、一度もそれを経験していない。だから、そこに不安を感じることが少ないのだろう。
なお、筆者である僕は未だに想像力豊かな方であり、暗い部屋は苦手で、お化け屋敷には絶対に入らないということを伝えておこう。
 
つまり、不安は不安を呼び起こす種になり、一度根付くと大きくなってしまう可能性があるものだということだ。
そして、それが「漠然とした不安」となり押し寄せてくるのではないだろうか。

漠然とした不安を和らげる

この「漠然とした不安」は根治することは無理だとしても、和らげることはできるはずだと僕は考える。
 
なぜなら、子どもの時に感じていた不安の一つである「ベッドの下にオバケがいる」という不安は、いつのまにか消えているから。
 
では、どうして「ベッドの下にオバケがいる」という不安が消えたのか。
(ちなみに、僕自身としては不安は消えておらず、弱まったという感覚の方が正しい)
 
不安が消えた理由の一つは「経験しなかったから」ということがあげられる。
つまり、「ベッドの下にオバケがいない」ということを「経験した」=「知った」のだ。
「経験」は過去から得ることのできる「知識」だ。
 
そして、二つ目の理由が「諦めがついた」ということなのかもしれない。
ベッドの下からオバケが出てきても「自分にはどうしようもないことだということを知った」のだと思う。
つまり、「諦める」=「執着しないこと」で不安が解消、もしくは、和らいだのだと思う。
 
余談だが、「諦める」という言葉は「明らむ=明らかにする」が語源ではないかという説を聞いたことがある。
つまり、「明らかにすること」で「執着をなくすこと」ができるのかもしれない。
 

以上のように「漠然とした不安」に対しては「1.知識を得ること」「2.諦められるようにすること」が重要ではないかと考える。


漠然とした不安を持つ人を邪険にしない

さて、次に「漠然とした不安を持つ人」をいかに救うかという点に移りたい。

その前に、そもそもに「漠然とした不安を持つ人」を不満を持ってはいけないのではないかと考える。

「漠然とした不安」を持つ人は「不安」という性質は先述した通り「未来のことを考えている(もしくは、考え始めた)人」ということに他ならないからだ。

 

そういう人を邪険に扱うことは、プロジェクトなどにおいては極力避けた方が良い。

なぜならば、「漠然とした不安を抱える人」は、少なくとも「未来のことを考えている人」であり、その目には自分には映っていない未来の景色が拡がっているかもしれないからだ。

 

未来は誰にも予測できない。だからこそ不安が発生する余地がある。不安は未知に対して存在する。

未知のものならば、誰も知り得ることはなく、さらにそこには複数の可能性が隠れており、複数の可能性を一人で全て考え尽くせると考えるのならば、それはただの傲慢に過ぎない。

 

そして、ビジネスとしてもう一つ言えることは「社内など関係者内の不安を解消できない人が、どうしてお客様の不安を解消できるのか」ということだ。

関係者の方がお客様に比べればまだ動かしやすい。それすらも動かせないようならば、動かし方が間違っているのかもしれないと思った方が良さそうだ。

 

「漠然とした不安を持つ人」は、もしかしたら救世主かもしれない。

それくらいの心意気で接してみてはどうだろう。


漠然とした不安を持つ人を救う:知識を与える 

漸くここで「漠然とした不安を持つ人」を救う具体的な方法を考えたい。

その解決策の一つとしては、知識・情報を持っている人が持っていない人に与えてあげれば良いということだ。

言うなれば「啓蒙活動」ということになるだろうか。

 

しかし、この「啓蒙活動」というものは仕事においてはすぐに成果に直結するものではなく、仕事においては大変面倒なものだと言えるのではないだろうか。

だが、不安を持つ人をそのままにしておくと、不安が不安を呼び不安が蔓延する環境になり、最終的に自身が動きにくくなるということになると思われる。

いわば「情けは人の為ならず」であり、知識・情報を持たない人を助けておくと、巡り巡って自分に返ってくると思われる。

例えば、「その情報は知らなかったが、自分の仕事に大きく影響する」「言ってくれれば無駄な作業をする必要もなかったのに」などという経験をしたことがある人、見聞きしたことがある人は多いのではないだろうか。

そして、「そんな情報が必要だったの?」「そんなことも知らなかったのか」などという経験をしたことのある人もいるのではないだろうか。

ここに知識や情報の差がある。

自分には必要のない知識・情報だとしても、誰かしらの役に立つことがあるかもしれない。

逆に、自分には必要な知識・情報だけれど、他人からしたら不必要な内容であることがあるかもしれない。

そんな時に知識・情報を相互に伝え合う・教え合う関係や文化を構築しておけば、きっと効率は格段に上がるだろう。

 

さらには「啓蒙活動」については「noblesse oblige」であるとも思う。

現在は格差社会だ。

特権階級や貴族という訳でなかったとしても、持つ者は持たざる者を助けた方が良い。

貧すれば貪するというように、貧困は悪を生む。悪は自分の身を脅かす。悪に触れないためにも先の「情けは人の為ならず」ということで、持てる者は義務を果たすべきだ。

そして、格差の対象は富だけではなく、情報でも発生している。

それは決して社会的な高齢者と若者のITリテラシーの格差のみならず、会社の中にも存在する。

知識・情報を有する者は有しない者の気持ちを忘れる。もしくは、想像できなくなる。持たざる者が何を必要としているか見えなくなる。

そして、持たざる者には知識・情報が集まらず、結果、仕事ができなくなる。できたとしてもスムーズに進まなくなる。そうすると、持たざる者は仕事を任せてもらえなくなる。そして、格差はさらに拡がる。

お金の論理と同じだ。集まるところに集約され、一極集中となる。

その後、何が起こるか。

独裁、そして、革命だ。

最後にはゼロからのスタートが待っている。

そうならないように、現代の富裕層は寄付を行い「noblesse oblige」を実践している。(税金対策という話は置いておこう)

我々も情報を分け与えることをすべきではないのだろうか。


漠然とした不安を持つ人を救う:諦められるようにする

「漠然とした不安を持つ人」を救う具体的な方法の二つ目として「諦められるようにする」ということもあるのではないかと思う。

これはある種解決することを放棄する考えに見えるかもしれない。

しかし、世の中にはどうしようもないこともある。

例えば、夏の沖縄に自然と雪を降らせる力は現代の人間にはない。

例えば、1秒で宇宙に行く方法も今のところない。

そういう大きな類だけでなく、どうしようもないことというのはそこらへんにゴロゴロ転がっている。

そんなどうしようもないことに時間や労力を費やしても、それは無駄にしかならない。

それならば、どうにかなることに目を向けてあげた方が建設的というものだ。

そのためには、「自分(もしくは、自分たち)ができること・影響を及ぼせるもの」を知る(もしくは教える)必要がある。


漠然とした不安を未来の糧にする

最後に、漠然とした不安を未来の糧にすることができるのではないかということを考えたい。

「漠然とした不安」は上記の通り「不確実な未来」から発生するものである。

それであれば、少しでもその不確実性を排除してあげれば良いのではないだろうか。

例えば、「プロジェクトを成功させたいが、どこか漠然とした不安がある」などという話の場合、そもそものプロジェクトの将来像を示してみればいい。

そして、その将来像に沿ったアクションプランを提案してみてはどうだろうか。

仕事において具体的な目標が見えると、人間はその目標に向かって歩き出す。どうやって今ある課題を解決しようかと考える。どうにか目標を達成しようと動き出す。

「漠然とした不安」を打開するには「考えられうる未来」が必要なのかもしれない。

それは、「ビジョン」という言葉に置き換わることもあるだろう。

「私はこうやるんだ」「俺たちはこんな未来を創りたいんだ」そう考え、それを伝える、もしくは、実践していく。

それだけで「漠然とした不安」は多少は和らぐように思える。

つまり、「漠然とした不安」は「未来を考える、そして、未来を創るチャンス」だと言えるのかもしれない。

そのチャンスを無碍にするか、有意義なものにするか。

せっかくならば有意義なものに僕はしたい。


まとめ

  • 「漠然とした不安」は多くの人の思考を停止させる魔法のワード
  • 「不安」は「悩み」と似て非なるもの
  • 「不安」=不確実な未来に対し現在の時点で気にかけている状態
  • 「悩み」=過去の事象の延長線上である現在において発生し、それがために苦痛や心労を受けている状態
  • 不安は不安の連鎖を発生させ、無限増殖する可能性すらある
  • 「漠然とした不安」に対しては「1.知識を得ること」「2.諦められるようにすること」が重要
  • 漠然とした不安を持つ人を邪険にしてはいけない
  • 漠然とした不安を未来の糧にする努力を怠らない

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

ジャケ買いした漫画について。

こんにちは、nkyutです。

 

先日の低気圧の日は、久々の偏頭痛でやられていました。

偏頭痛になるとお仕事どころではなくなりますが、その分が当然翌日に増える訳で。

体が資本というのは真実ですね。

 

さて、今日は自分が「ジャケ買い(=表紙買い)」をした漫画について幾つかご紹介したいと思います。

今回も連作ものではなく、一巻完結ものを。

 

音楽でも「ジャケ買い」という買い方がありますが、漫画でも同じように直感で買うことってありますよね。

この「ジャケ買い」という買い方は、なかなか審美眼が問われ、そして、養われる気がすると思っているのは私だけでしょうか。

表紙から連想される物語、読後感を想像するだけで、ワクワクが止まりません。

 

そんな魅惑のジャケ買い作品を数作挙げてみます。

 

当然、細かい作品のご紹介はいたしません。

気になったら、とにかく手に取って読んでみる。

それこそがジャケ買いの真の姿だと、私は思うからです。

 

not simple (IKKIコミックス) 

シンプルノットローファー

きみの家族 (芳文社コミックス) 

昨夜のカレー、明日のパン (バーズコミックス) 

ZUCCA×ZUCA(1) (KCデラックス モーニング)

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集

さよならガールフレンド (フィールコミックス FCswing)

 

たまたまでしょうが、自分が出会った中では、一巻完結の漫画は男性漫画家さんよりも女性漫画家さんの方が多いのかもしれません。

これもまた新しい発見ですね。

 

そんな訳で、今回はある種繊細なお話が多かったので、次回は暑苦しいまでに漢!!という血沸き肉踊る系のたぎる漫画をご紹介したいと思います。

 

このあたりとかですかね。 

蒼天航路(1) (講談社漫画文庫)

蒼天航路(1) (講談社漫画文庫)

 

 

それでは、また次回。

nkyutでした。

サクッとマンガを楽しみたい転職した先輩へ。

こんにちは、nkyutです。

 

息子と一緒に「鬼は外福は内」と節分を楽しもうと準備を進めていたところ、息子から「食べ物を粗末にしちゃダメだよ」と言われてしまいました。

なかなか正しいことを言うもので、返答に窮しちゃう 2月3日の出来事でした。

 

さて、新年が明け一ヶ月が過ぎましたが、今回はちょっと遡って年明けの話です。

 

年明けにその転職をした先輩と新年会と称した飲み会を開催しました。

その時に「相変わらず漫画読んでるの?それなら、サクッと読めて面白い漫画ない?」と聞かれたので、先輩にお伝えした漫画のご紹介をしたいと思います。

 

【転職をした先輩についての考察】

  • 34歳男性
  • IT企業の企画職
  • 新婚さん
  • 元遊び人
  • 松本大洋さん」が好き。特に「鉄コン筋クリート」。
  • 普段はそこまで本を読まないらしい
  • 新しいもの(特にガジェット系)が好き
  • 登山がライフワーク 
  • 今回はサクッと読める漫画を知りたい

 

【nkyutのオススメ】

以上の観点から、サクッと読むために、短編集にしてみようかな、と。

さらには、比較的新しめな漫画家さんの作品を、今回も「鉄板」「チャレンジ」「異色」の三作品としてご紹介してみることにしました。

 

【鉄板】竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

 

 「ダンジョン飯」で一世を風靡している「九井諒子さん」の短編集です。

ジャンルで分けると、ファンタジー作品ということになるのでしょうが、それでもどこか地に足が着いたような趣があり、違和感なく世界観に入り込めるかと思います。さらには、絵も物語も美しいので、読んでいて飽きません。

男性なら誰しもRPG的な世界好きですよね?という偏見混じりな意見からの鉄板作としてのオススメです。

 

【チャレンジ】森山中教習所

森山中教習所 (ビッグコミックス)

森山中教習所 (ビッグコミックス)

 

 実写映画化もされている「真造圭伍さん」作の「森山中教習所」ですが、絵柄がどことなく「松本大洋さん」を彷彿とさせるので、先輩も好んでくれるのではないかと思いオススメしてみました。

シュールな独特な雰囲気で進むのかと思いつつも、結末に向かっての流れはなかなかに味わい深いものがあります。

 

【異色】半神 

半神 (小学館文庫)

半神 (小学館文庫)

 

 

天才漫画家「萩尾望都さん」の短編集。

「生きること」について、たったの十数ページの中に凝縮されています。

文学的な美しさと色気を満々に感じることのできる素晴らしい作品ではないでしょうか。

私が短編集を薦める際には誰彼問わず必ずと言っていいほど「一度は読んで欲しい作品」として紹介をしている作品ですが、正直、先輩の趣味には合わないかもしれません。それでもオススメしたくなる魅惑の短編集です。

 

【後日譚】

その後、オススメした作品について先輩からメールを貰いました。

どうやら「真造圭伍さん」にハマったらしく「みどりの星」を全巻まとめ買いしたそうです。

子どもの頃にはできなかったけれど、今ならできるという大人の財力にものを言わせての漫画のまとめ買い。

一度やると病みつきになっちゃうんですよね。

みどりの星(1) (ビッグコミックス)

みどりの星(1) (ビッグコミックス)

 

 

 

年末年始に里帰りをしたべっぴんさんへ。

こんにちは、nkyutです。

 

月末月初で猫の手も借りたいところです、と言いたくなるだけで、その実、然程忙しい訳でもない月初を迎えております。

 

さて、今日はちょっと前の話になりますが、年末に里帰りをする友人に「どうせ実家にいても暇だから、なんかオススメの漫画あったら教えてよ」と言われた時に、「漫画読む前にちゃんと親孝行しなさいよ」という余計な一言も添えてお伝えをした漫画をご紹介したいと思います。

 

まずは、このぐうたらな友人について軽くご紹介しておきます。

 

【里帰りをする友人についての考察】

  • 29歳女性
  • 年下の妹さんを溺愛している
  • 読書スタイルは多読な上に速読
  • ゲーム好き。「人生をイージーモードで過ごしたい」と常々口ずさんでいる
  • 好きな漫画は「働きマン」とのこと
  • 働きマン」好きを豪語するだけあって、バリバリの仕事人間
  • 乙女と天邪鬼が混在している
  • ベタベタなシチュエーションが好きなのに、ベタベタな展開が来ると文句を言うタイプ
  • 美味しい食事と綺麗な海が生き甲斐らしい
  • そう言っている割に休日は出不精な模様
  • ホラーは苦手
  • だけど、べっぴんさん。物凄くべっぴんさん(と褒めておかないと後が怖い)

そんな仕事はしっかり、プライベートはザックリなべっぴんさんな友人です。

 

【nkyutとしてのオススメ】

 以上の観点から、下記三点を留意事項として考えてみました。

  • 里帰りということなので、あまり巻数がかさばるものはよろしくなさそう
  • 様々なジャンルの本に強いので、有名作は読んでいる可能性大
  • むしろ何をオススメしてくるのか?という観点で試されている感がある

なんてことをサッと考えた上で、年末の時には漫画を紹介したものです。

なぜなら、早く漫画を紹介しないと怒られてしまう状況だったから。少しは考える時間が欲しかったものです。とほほ。

そんな訳なので、早速、彼女にオススメした漫画をご紹介します。

今回も「鉄板」「チャレンジ」「異色」の三作になります。

 

【鉄板】封神演義 

封神演義―完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)

封神演義―完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)

 

30歳前後の人には、きっとたまらない作品ではないでしょうか。

四不象に乗りたくてたまらないですし、自分だったらどんなパオペエ使おうかなど夢想することもたまりません。

そして何よりキャラ萌え。イケメンも美女も老人もダメ人間も人間以外の生物も、ありとあらゆるものが内包されているので、誰しも推しメンが見つかるのでは?

そんな「封神演義」は、年末年始に懐かしくもワクワクできる漫画の代名詞だと勝手に思ってます。世代なもんで。

ただ、ちょっと巻数かさばりますよね……いきなり裏切ってすみません。

 

【チャレンジ】東京トイボックス

東京トイボックス 新装版 1

東京トイボックス 新装版 1

 

先日ご紹介した「スティーブズ」に引き続きのうめさんの作品です。

好きなんです、うめさん

さて、こちらの「東京トイボックス」は、とあるゲーム制作会社のお話です。ゲーム好き、かつ、仕事人間な友人はきっと気に入ってくれるはず。

そして、この「東京トイボックス」は全二巻ですが、続編の「大東京トイボックス」は全十巻ということで、二巻ではちょっと物足りないかも……という時に、長々と世界に浸れるので、年末年始にピッタリな作品ではないかと。

しかし、続編の「大東京トイボックス」は「マンガ大賞2012」の第2位ということで、これも有名作ですね。再び裏切ってすみません。

 

【異色】午前3時の無法地帯

午前3時の無法地帯 1巻 (FEEL COMICS)

午前3時の無法地帯 1巻 (FEEL COMICS)

 

 異色としては、ねむようこさんの「午前3時の無法地帯」を持ってきてみました。

仕事人間だけど、乙女な面もある彼女は、気に入ってくれるのではないかと思いつつも、主人公のちょっとゆるふわっとしたところが逆鱗に触れる可能性も……と思っての異色としてのご紹介です。

や、当然、個人的に大好きな作品なので自信を持ってオススメできる作品ではあるんですが。

 

とひとしきりご紹介したのですが、三作全てが全て有名作だったので、まだまだ精進が足りないなと反省した昨年末だったのでした。

 

【後日譚】

そんな三作を紹介した後に、年が明け、べっぴんな友人に「オススメ作品はどうだった?」と聞いてみました。

聞いてみたところ、返ってきた答えがコレ。

封神演義と聞いて、つい懐かしくて「レベルE」読んじゃった」

「……どんだけ天邪鬼だよ」と思いましたが、とりあえずは紹介した甲斐はあった、の、かな……?

 

ほとんど漫画を読まないアラフォー副編集長さんへ。

こんにちは、nkyutです。

昨日、友人から【「ほとんど漫画読んだことないんだけど何かオススメある?」アラフォー上司に推したい漫画を考えた】という記事が送られてきました。

「nkyutなら何をオススメする?」という一文と共に。

なるほど、そういうことならば受けて立とうじゃないか、と。

この私には見ず知らずのアラフォー上司さんが泣いて喜びそうな作品を紹介してやろうじゃないか、と一念発起し、本気出して考えてみました。

さて、まずは、この上司さんについて考察してみましょう。

当らぬも八卦、当らぬも八卦、といったところでしょうか。

 

【アラフォー上司さんについての考察】

1. 「漫画をほとんど読んだことのない初心者」と言いながらも「3月のライオン」や「かくかくしかじか」は読むことができる。

これは、コマ割りなどの読解力があるという示唆と言えるのではないでしょうか。

漫画初心者の方にありがちな「どこを読んだら良いのかわからない症候群」には陥ってない方のように見受けられます。

 

 

2.  また、「3月のライオン」や「かくかくしかじか」を読み、えらく感動されたとアラフォー上司さんは仰っています。これは、絵の美しさ、物語としての力強さなどに惹かれているのではないかと私は思った次第です。

ちなみに、小説でいうと、重松清さん三浦しをんさんなども好まれているのではないでしょうか。 

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

 

3. そうは言っても初心者ということですので、記事を書かれたBuzzFeedの方も仰られている通り、いきなりの超大作などはオススメし難いというのは私も同感です。

ですので、長くとも十巻程度でひとまず終わる(今後続くとしても2017/1/31時点で十巻までのもの)が良さそうだなと思いました。

 

4. 追加で、男性のアラフォーの漫画初心者の方ということですので、どストレートな少女漫画系やエログロ系には、あまり免疫はないのではないかと思います。

そういった訳ですので、今回のオススメという意味では、こちらのジャンルは外してみたいと思います。

ちなみに、私はアラサーの既婚男性ですが、少女漫画も大好きです。

 

5. おっと。話を戻しましょう。私なんかの話はどうでもいいことです。

次に、このお方のご職業ですが、BuzzFeed Japan様の副編集長さんということです。

そうなると、ご職業柄、それなりに新しいものを求めている(最近の流行りが知りたい)のではないかと考えました。

そう、この方へのオススメとしては、偉人の方の作品よりも今の空気を反映するどちらかというと新しい作家さんの作品が良いのではないかと思うのです。

 

6. さらに述べるならば、超鉄板作である「スラムダンク」「ワンピース」や映画化された「海街diary」といった作品などは、さすがにご存知のはずですし、漫画好きになられた暁には、オススメされるまでもなく読まれることでしょう。 

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)

 

 

【nkyutとしてのオススメ】

上記考察を基に私なりのオススメをご紹介してみます。

なお、私の個人的なこだわりとしましては、「オススメを紹介してほしい」と相談された際には、まず好きな作品や趣味趣向、求めている要素を幾つか伺った後に、必ず3つの作品を紹介することにしています。

その3つの作品についてですが、一つは「この人にとって、絶対にこれなら外さないだろう」と私が思うところの作品です。これを「鉄板」と読んでいます。

二つ目に「この人は、こういった作品を読むとさらに漫画が好きになってくれるのではないだろうか」という意欲を持った作品。つまり「チャレンジ」作品です。

最後に「欲しているものちょっと違うかもしれないけれど、これ読んでみて反応を伺いたいなぁ」という私の興味に近しい部分も考慮に入れた作品です。敢えて言うならば「異色」というところでしょうか。

なお、今回は敢えて記事を書かれたBuzzFeedの方のご紹介された作品は外しております。

昭和元禄落語心中」など絶対に好きな気がしますよねー、そうですよねー、わかりますよー、その気持ち!!と思いながら記事を読んでいました。

さて、長くなりましたが、このアラフォー上司さんに贈りたいオススメ作品は以下の三作品となります。

 

【鉄板】スティーブズ

スティーブズ(1) (ビッグコミックス)

スティーブズ(1) (ビッグコミックス)

 

 

東京トイボックス」などを描かれているうめさんの作品です。

今、このブログを書いているMacBookなどを発明した世界的超有名企業である「Apple」を創った二人のスティーブSを描いています。

BuzzFeed Japan様の副編集長さんということで、メディアの人だったらApple好きですよね?という偏見もありますが(私もIT企業に勤めているので、Apple好きです)、「3月のライオン」や「かくかくしかじか」の力強さや熱さに惹かれたとすれば、きっと気に入っていただけるはずだと自信を持ってオススメしたいです。

 

【チャレンジ】阿・吽

 

サプリ」など有名作の多いおかざき真里さんの作品です。
正直、「かくかくしかじか」の作者である東村アキコさんの「雪花の虎」が正解なような気がしましたが、それは個人的に逃げになってしまうような気がしたので、こちらの「阿・吽」にさせていただきました。

と言いつつ「雪花の虎」も紹介しているあたりで卑怯者な私がバレてしまったような気がしています。

 

さて、こちらの「阿・吽」。絵も物語も濃厚な躍動感、生命力に満ちています。

荒々しくも美しい二つの魂のぶつかりが……などとチンケな言葉では言い表せませんが、アラフォー上司さんに一度お手に取っていただけたらと思ってやみません。

 

【異色】死にたがりと雲雀 

死にたがりと雲雀(1) (KCx)

死にたがりと雲雀(1) (KCx)

 

 

1巻を読んだ瞬間から「傑作の香りがする……!!」と私自身が胸をワクワクさせながら読んだ作品です。

訳ありな大人と訳ありな子どもの組み合わせは、ある種、それは絶対に感動してしまうに決まっているではないですか、というひねくれ者な私もいるにはいるのですが、ひねくれつつも素直な私もいるのも事実です。

と、当然、個人的な趣味趣向だけに走った訳ではなく、なんとなくですが、先述の通りアラフォー上司さんは重松清さんの作品を好まれそうな気がしたので、こういった人情モノなどいかがだろう?と思った次第です。

BuzzFeed Japan様は、様々な角度から多くの記事が載せられているサイトなので、ちょっと違った角度から攻めてみようかしらという気分になったのもあります。

 

【まとめ】

さて、以上の三作品「スティーブズ」「阿・吽」「死にたがりと雲雀」をアラフォー上司さんにお贈りしたいと思います。

はてさて、この三作品を上司さんは気に入っていただけるのか?

それは残念ながら知る由もありませんが、本日の私からは以上でございます。
ご一読ありがとうございます。

nkyut

はじめ。

はじめまして、こんにちは。
nkyutと申します。

これから友人知人にオススメしたり教わったりしたマンガや小説を主として、徒然に書き連ねたりするブログなるものをはじめたいと思います。

よろしければ、たまにお立ち寄りくださいませ。

それでは、また次回。

nkyut